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事例No.0077
取組内容
1 配置・稼働管理 、 2 コミュニケーション管理
①緊急連絡・トラブル対応、②情報共有・ミーティング
○事故は、正職員・パート職員を問わず、施設全体で共通した事故報告書式を用い、考えられる課題、今後の対応を記入。
○会議等の場で事故報告をし、他人事ではなくどのヘルパー(訪問介護員)にも起こりえる問題として、今後同じような事故が起きないようにし、事故を予防するためにはどうしたらいいかを検討する。
○また、ヘルパーには事故は不可避であり、予防しても必ず起きること、ヘルパー個人の責任ではなく、事故を隠して報告しないことは決してしないよう指導している。
○事故・苦情処理責任者を、各セクションにおき利用者・ヘルパーに周知徹底している。また、施設のマニュアルに沿って、苦情・事故の対応をしている。
3 配置・稼働管理
③稼働(シフト)管理
○システムで登録・常勤ヘルパーの稼働管理も可能であるが、利用者・ヘルパーともに予定が流動的であり、システム管理にそぐわない為、一月で曜日毎の派遣予定表を独自に作って管理している。また、変更の場合は、予定表に書き込むとともに、変更連絡簿を別に作り、確認ができるようにし、記録書との突合にも利用している。
○多様な登録ヘルパーの就労ニーズに関しては、依頼したい活動がニーズを上回っている現状であるが、新規のケースを主として常勤がこなし、登録ヘルパーの希望と合った場合には活動を移行していく。
○原則として、常勤ヘルパーは活動の選択はできないこととし、サービス提供責任者の指示に従う。
取組の背景
1・3 配置・稼働管理 、 2 コミュニケーション管理
○ サービス提供責任者の定着が低く、利用者・ヘルパーの管理ができていなかった。
○ ヘルパーの指導もできていなかった上に、度重なる制度の改正等で活動時間の短縮や制約をしなければならず、登録ヘルパーを定着させ、同時に活動時間・収入を確保することが難しかった。
○ サービス提供責任者の記憶に頼った管理では、人為的なミスを侵す危険性が高かった。
○ サービスの質を維持、向上させ・事業所としての信頼を利用者・ヘルパー双方から得、個人情報の漏洩を防ぐ為に、徹底したシステムでの管理が必要と思われる。
○ が、システムには事業所内の権限レベルが設定されていて、常勤ではあるが、正職員ではないサービス提供責任者のシステムの利用ができないために独自の表を作成することにした。
○ サービス提供責任者を正職採用するには、訪問介護の介護給付だけでは財政的に難しい。
取組の効果
1・3 配置・稼働管理 、 2 コミュニケーション管理
○ 常勤ヘルパーを配置することで、登録ヘルパーが敬遠する住環境のご利用者様へのヘルパー派遣が円滑にできるようになった。
○ また、登録ヘルパーの休止時の代替活動にも充てられ、ご利用者様にご迷惑をおかけしていない。
○ 不安定な登録ヘルパーの収入に比べ、一定の収入が得られ、勉強する機会も増え、資格取得の意欲がわき、実際に介護福祉士、住環境コーディネーター、介護支援専門員の資格を取得したヘルパーもいる。
○ 2重3重にチェックをすることで、過誤請求をなくし、ヘルパーへの給与支払いの間違いが少ない。