雇用管理サポートシステム

事例No.072

○訪問介護の職員数(規模):20人以上50人未満 ○法人形態:社会福祉法人 ○地区:関東

取組内容

1 配置・稼働管理
①稼働(シフト)管理
 

○ 登録ヘルパーの勤務表の際、月間スケジュールは自分たちで作成してもらい、休みやショートなどのもれがある場合には再度事務所に確認してもらっている。

 

○ スケジュールの変更に関してはそのつど連絡するが、緊急以外は文書をファックスにて連絡、連絡後には再度事務所に連絡をいれてもらいきちんと伝達できたか確認する。

 

○ 登録ヘルパーの希望を優先して配置・調整するようにしている。配置の際は次への移動がスムーズに行くように考えて、時間に無駄が出ないようにしていく。この件は利用者の都合が最優先になるのできびしいところであるが、ケアマネと相談し調整している。

 

○ 移動時間の合理化については出来るだけ、近いところでの移動を考えているが、近すぎても問題があるため配慮が必要である。

 

○ 昨年からの派遣時間短縮によりヘルパーの移動管理には交通費のこともあり以前に増して配慮が必要になっている。それにより常勤は厳しい移動になり、休憩も分散してとるようになるが、きちんと休憩時間を確保できるように調整している。

 

○ 入院やショートなどが長期になるとその間ヘルパーも休みになってしまうので、希望者にはその間の派遣を常勤のところを代行できるように事前同行をおこなうことで、賃金の変動をなくすようにしていく。

取組の背景

1 配置・稼働管理
 

○ 介護保険の改正にともない、派遣も変動していくことが多くヘルパー(訪問介護員)も安定しないことが不安材料になっている。できるだけ、ヘルパーの勤務に関する希望を聞き、対応していく必要があると感じたため。

 

○ 30分の派遣は登録ヘルパーには厳しく、常勤での対応が多くなっている。前後に派遣を組んでセットでお願いすることもあるが、時間や場所でうまく配置できないことが多いのが現状。常勤に負担が偏らないように配慮する必要がある。

取組の効果

1 配置・稼働管理
 

○ ヘルパーの希望や休みなどの対応をしていく努力をしていることで、長く働いてくださる方が多く、助かっている。