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20人未満 社会福祉法人 関東

事例No.0053

取組内容

1 コミュニケーション管理

①連絡手段・・・

○組織の中で仕事をしていても、個人で労働をすることが主である訪問介護員に対しては、必ず労働時間に入る前に事務所に立ち寄り、前日からの引継ぎ事項や、連絡用のノートを確認するようにし、自身の仕事が、不安になったり、個人本意ならないように配慮している。

②職場環境づくり・・・

○ヘルパー(訪問介護員)に対しては、直行直帰型の方法はとらず、訪問先がどの訪問介護員にも確認出来るようにしており、そのことで、介護の内容に透明性が見られ情報交換がしやすいように対応している。

③情報共有・ミーティング・・・

○訪問介護員は、非常勤やパートの労働者が多く、定期的な会議や研修に参加できないことも多々ある。そのため情報の共有などができにくい。引継ぎに対しては既存の連絡ノートを利用するが、会議の内容に関してや、緊急の連絡事項については、会議録を自宅のパソコンにメールしたり携帯で連絡をとり勤務に間が空いても職務に対応できるようにしている。

○一日の仕事の中でほとんど終日個人での労働が主となるヘルパーは、個人での判断に苦しむことが多い。他のヘルパーさんの意見や情報をえるため、管理者や仲間に質問の用紙を作りそのつど記入し対応している(回答に関しては、所定場所か本人に渡している)

2 能力開発

④Off-JT・・・

○仕事内容の質を統一化させるために、月に一回の会議と、介護実技研修を実施している。

取組の背景

1 コミュニケーション管理

○ 当事業所は、パート職員や、短時間の労働者でも直行直帰型はとらず、出来るだけ事務所経由をとっている。その形態をとっていても、利用者の日々体調の変化する中で、ヘルパー間の情報は常に正しく欲しいとの声があり、問題提起されてくることが多かった。

○ 管理者が、他の事業の部署と兼務しているため、ヘルパーの職務の管理や、個々のヘルパーの人間性の理解や、悩みにも対応するということがなかなか出来なかった。

2 能力開発

○ 会議の中で必ず提案される問題は、個人でサービスを提供するので、特に身体介護について自分の方法が良いのかどうか判断に困る場面が多いということであった。

※ 以上のような状況から、平成12年介護保険導入時より取り組みを実施している。質問用紙形式は、平成17年10月より行っている。

取組の効果

1 コミュニケーション管理

○ 情報交換をより密にすることにより、管理者と現場のヘルパーとの温度差が減少し、安心して業務に取り組めている。

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