本文へスキップします。
20人以上50人未満 有限会社 関東

事例No.0045

取組内容

1 賃金管理 、 2 能力開発

①非サービス時間の賃金・・・

○ 当事業所は、訪問介護事業を中心に△△市内で業務展開をしている。

○ ヘルパー(訪問介護員)は地元居住者で占め、利用者訪問は、ほぼ全員が「自転車」を利用して介護業務を実施している。

○ 当事業所は、非サービス時間(移動時間)の改善を図るため、交通費は実費支給でなく、移動時間を配慮して、「交通費等支給要領」を定め、一律○○○円を支給している。

②基本給、③能力評価・・・能力に応じた賃金

○ 賃金設定は、「賃金支給要領」を定めている。現在の支給要領では、時間給で「最低○,○○○円」を規定している。

○ また、ヘルパーの能力、経験を評価するため、年1回「賃金査定」を実施し、賃金査定方法は、勤務年数+稼働日数 (利用者ニーズ)+介護技術を指数化して評定している。

④手当(資格、通勤、時間外等)、⑤Off-JT・・・介護サービスの向上のための講習会参加の賃金補償

○ 市町村、地域保健所及び社会福祉協議会等が開催する各種講習会に参加させるために、3時間の「時間給補償と参加費の負担」をして積極的に介護サービスの充実、強化を図っている。

取組の背景

1 賃金管理 、 2 能力開発

○ 平成16年8月27日付け基発第0827001号「訪問介護労働者の法定労働条件の確保について」の厚生労働省労働基準局の通達に基づき、訪問介護の業務に直接従事する時間だけでなく、(移動時間、業務報告書の作成時間、待機時間及び研修時間)は労働時間に該当する。との見解により、どう考慮して設定するか。

○ ヘルパーの定着と能力の向上を図るため、賃金設定は不可欠であった。

○ 研修や講習会は、独自で研修、講習会を開催することは困難で対応方法を検討していた。

取組の効果

1 賃金管理 、 2 能力開発

○ ヘルパーの働く姿勢、意欲が高まっているとともに、定着率の向上に繋がっている。

○ 年1回の賃金査定により、ヘルパーの意欲が高まり、積極的な姿勢が見られるようになった。

○ 「時間給補償と参加費の負担」により、介護サービスの質的かつ介護技術の向上が見られようになった。

この事例が当てはまる分野