雇用管理サポートシステム

事例No.027

○訪問介護の職員数(規模):50人以上 ○法人形態:株式会社 ○地区:北海道・東北

取組内容

1 能力開発
①Off-JT・・・

○平成18年度は、身体介護の技術の研修に力を入れようという目標のもとに、介護労働安定センターから購入した「基本介護技術」のビデオ全10巻を1年間かけて視聴し、実技研修を実施している。

○内容

ア)毎月ビデオを1本ずつ視聴し、サービス提供責任者の説明と指導のもとに、1時間30分、ヘルパー同志、実技をお互いにしあう方法をとった。

イ)ヘルパー全員の集まれる日はなかなかとれないので、レベルアップしたいという希望を持っているヘルパーが研修を受けられるように、毎月1週間(午前・午後)を研修日として希望者をつのった。

ウ)3月~介護者の健康管理 、 4月~ベットメイキングの方法 、 5月~体位・姿勢交換 、 6月~移動の介護、 7月~衣服着脱の介護 、 9月~入浴の介護 、 11月~身体の清潔 、 12月~食事の介護 、 2月~排泄の介護 、 3月~緊急時の介護

取組の背景

1 能力開発

○ 介護度の低い利用者が多く、生活援助の中でも家事援助的サービスがほとんどを占めており、せっかくホームヘルパー2級の講習会を終了しても、身体介護のサービスをする機会がほとんどなく、また、身体介護のサービスのある仕事を断るヘルパーも出てきている。

○ 一方、介護保険制度の改正があり、今後身体介護サービスの需要が拡大していくことが予測されることから、忘れかけた身体介護技術を思い出し、身体介護サービスを希望する利用者宅へも敬遠せず行けるようにすることが必要であった。

取組の効果

1 能力開発

○ 参加するヘルパーは同じ顔ぶれであるが、ヘルパーどうし、またサービス提供責任者ともうち解けて話すことができるようになってきた。(毎月平均25人程度のヘルパーが参加している。)

○ 身体介護のサービス依頼の仕事はなかなか増えてはいないが、今回の経験が、新規の仕事への積極的な取り組みにつながってほしい。