雇用管理サポートシステム

事例No.024

○訪問介護の職員数(規模):20人以上50人未満 ○法人形態:有限会社 ○地区:北海道・東北

取組内容

1 配置・稼働管理
①稼働(シフト)管理、②チーム編成・・・

○私用及び体調不良等の事情により、訪問予定のヘルパー(訪問介護員)が訪問できなくなった時に備えて短期(1日か2日)か長期(1週間以上)かの期間に関係なく、又どんなご利用者にも対応できるヘルパーを2人養成した。

○特に、身体介護を要する利用者については、時間(数日間)をかけ、現担当者から細部に亘り引継ぎを行った。

○利用者の全体像を把握し、介護技術のみならずコミュニケーションがとれるようになるまでを引継ぎ期間とした。

取組の背景

1 配置・稼働管理

○ 小規模な事業所なので、ご利用者及びヘルパー、他事業者から信頼される事業所を目指しており、ご利用者からの申し込みを受けた限りは、ご満足いただけるような体制を築きたいと考えていた。

○ シフトを作成するに当たり  ア)ご利用者よりヘルパーとの相性・満足度等をお聞きする。  イ)ヘルパーからも自信を持って仕事ができるかを確認する。  ウ)利用者とヘルパーの要望をふまえて作成する。

○ 上記を勘案しシフトを作成していたので、通常はケア提供に問題なく利用者に満足いただいていると思っていた。

○ しかし問題を含んでいた。  ア)ヘルパーのシフトは、ご利用者毎に固定したヘルパーで作成していた。  イ)ヘルパーは家庭の事情及び体調不良等で休暇をとることがあった。  ウ)サービス提供責任者が、交代ヘルパーに手順書に基づき指導するが、細部までは引継ぎできない点があった。  エ)交代ヘルパーの訪問当初は、不慣れのためご利用者にご迷惑をお掛けすることがあった。

○ 上記を踏まえ、利用者にご迷惑をおかけしないようにする対応策を検討する必要があった。

取組の効果

1 配置・稼働管理

○ 利用者も交代したヘルパー(養成したヘルパー)も安心してケアが継続可能となった。

○ その後、大きなトラブルもなく現在に至っている。