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20人以上50人未満 株式会社 北海道・東北

事例No.0021

取組内容

1 サービス提供責任者 、 2 配置・稼働管理

①サ責の役割・・・

○サービス提供責任者の役割は、ケアマネジャーや利用者との連絡調整、ヘルパーの指導調整、訪問介護計画の作成さらには苦情・トラブル処理等多岐に亘り、全てに1人で対応することはなかなか困難である。

②稼働(シフト)管理、③サ責の役割・・・

○業務を効率化する鍵は、ヘルパー(訪問介護員)の定着化であることから、ヘルパーのシフトについては、個々の希望を最優先とし、急な変更には、サービス提供責任者自らが対応することで、家庭と仕事の両立を支援。

○また、サービス提供責任者が代務サービスすることにより、より利用者の状況を把握できるメリットもある。

④ サ責の業務サポート・・・

○ 事務員兼ヘルパーの職員を配置し、外部からの連絡調整機能と突発的なサービス依頼変更等について対応できるよう配慮し、側面からサービス提供責任者をサポート。

3 サービス提供責任者 、 4 コミュニケーション管理

⑤サ責の役割、⑥職場環境づくり・・・

○ サービス提供責任者について、利用者別担当者制からヘルパー別担当制へ変更し、よりヘルパー個々とコミュニケ-ションが取りやすい体制に変更。

取組の背景

1・3 サービス提供責任者 、 2 配置・稼働管理 、4 コミュニケーション管理

○ 登録型の短時間勤務のヘルパーが事業所に定着することで、事業所の方針や運営状況を理解し、そのことが、利用者ニーズに柔軟に対応できる体制につながる。

○ しかしながら、ヘルパーの多くは、家庭の主婦層が主力で、どうしても個人の生活事情が優先される傾向にあり、画一的なシフト管理(多くは利用者ニーズを優先させることで事業者都合になる)では離職率が高くなっていた。

○ 定着率の低下は、サービス提供責任者にとって最も業務管理上において負担が増え、引いては介護サービスの質の低下につながりかねない危機感もあった。

取組の効果

1・3 サービス提供責任者 、 2 配置・稼働管理 、4 コミュニケーション管理

○ ヘルパー個々の事情を考慮した勤務体制を実施していることで、定着率は良好に推移している。

○ 求人事務の軽減、新人ヘルパーへの教育負担の回避、ヘルパーの業務熟知と職員との相互理解等の効果があらわれている。

○ 今後は、さらに業務の効率化と相互協働体制を推進し、サービス提供責任者がよりヘルパーの質を高めるべく研修指導に傾注できる体制を事業所全体として再構築していく必要がある。

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