雇用管理サポートシステム

事例No.014

○訪問介護の職員数(規模):50人以上 ○法人形態:有限会社 ○地区:北海道・東北

取組内容

1 配置・稼働管理
①稼働(シフト)管理・・・

○効率のいいシフト配置を心がける。

○極力移動に伴う待機時間が生まれないように、ヘルパー(訪問介護員)が効率よく動けるような配置シフトを絶えず考慮するようにサービス提供責任者は心がける。

○また、キャンセルの多い利用者、曜日や時間のリズムを頻繁に変更する利用者、ぽつんと離れた地域の利用者、サービス時間の短い利用者などはなるべく常勤ヘルパーが担当し、時間給で活動する登録型のヘルパーは効率のいい仕事ができるよう配置の工夫をする。

2 労働時間管理 、 3 コミュニケーション管理
②非サービス時間、③情報共有・ミーティング・・・

○サービス報告書の作成時間や新規利用者のサービス情報の伝達など、非サービス時間を極力減らす努力をする。

○サービス報告書の簡素化:必要最低限度の項目で、短時間で記入でき、利用者にも容易にサービス内容が確認できるものにしている。

取組の背景

1 配置・稼働管理

○ 特に登録型ヘルパーについては、それぞれが自身の収入希望を明確に持っているため、その希望に沿った配置ができるか否かがヘルパー定着への鍵となっている。そのための工夫が必要とされている

2 労働時間管理 、 3 コミュニケーション管理

○ 介護サービスのキャリアも長く、経験も豊富なヘルパーは利用者に喜ばれるサービスを提供しているが、サービス報告書の作成等事務処理が不得意なヘルパーがおり、その部分に苦慮し時間的にも負担になっている場合があるので、極力報告書を簡素化するように工夫したい。

取組の効果

1 配置・稼働管理

○ シフトの効率化に対する取組みが賃金にどの程度反映しているかは、現段階でははっきりしていないが、シフト配置を工夫しているサービス提供責任者(常勤スタッフ)が、登録ヘルパーに対して少しでも効率よく仕事ができるように努力・工夫しているという気持ちが伝わり始めていると思われる。

2 労働時間管理 、 3 コミュニケーション管理

○ サービス報告書の様式をできるだけ簡素化することにより、ヘルパーが現場で報告書を作成する時間を短縮し、極力介護サービスに専念できるようにした。すべてのヘルパーが適切に短時間で報告書を作成できるようになった。