雇用管理サポートシステム

事例No.002

○訪問介護の職員数(規模):50人以上 ○法人形態:株式会社 ○地区:北海道・東北

取組内容

1 配置・稼働管理
①稼働(シフト)管理

○勤務表(シート)を、1ヶ月単位ではなく、1週間単位で作成  ○地域を三つに分けてサービス提供責任者6名で勤務表を作成している

取組の背景

1 配置・稼働管理
パートヘルパーの場合

○ サービスの質の向上の意味からも、ヘルパーのモチベーションを維持、向上させることは重要だが、その壁となっているのが収入の不安定さである。 ○ 時給で働いているヘルパーは、担当の利用者に入院等があった場合、収入が減少する(土地柄、寒暖の差が激しく季節の変わり目には入院する利用者が出ることも少なくない)。 ○ 1ヶ月単位、6週間単位等、シフトが一定期間固定されるとその期間収入の減少は継続し、その間のモチベーションの維持は困難となる。 ○ このような現象を解消するためにシフトを1週間単位で作成し、ケア数を全体で調整することにした。

取組の効果

1 配置・稼働管理
パートヘルパーの場合

○収入の不安定さは、ついてまわるが、それでもヘルパー収入で生計を維持することも可能なレベルを達成することは出来ている。 ○担当する利用者の入院等で特定のヘルパーのみが、収入減を余儀なくされるのではなく、全体に分散し負担して行くことで、チームとしての連帯感や相互扶助を育むことも、サービスの質の観点からも意味を持つものと考えている。 ○急なケア等の対応にも1週間単位であれば予定変更も容易におこなうことができる。 ○一方で、サービス提供責任者の仕事量の増大も懸念され、1週間単位の新たな方法を模索しているが、1週間のサイクルは変更の予定はない。