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取組事例NO.1

(採用管理・定着管理)

地方公共団体/多角経営/特養 職員数80人以上100人未満

・迅速な採用手続き

・プリセプター制度

・経営層-職員間の意見交換

【取組内容】

1.統一の新規採用試験を廃止(以前は3次試験まで実施)し、随時採用面接を行い、迅速に手続きを行う。

それまでの、学科を含む3次試験まで行っていた採用試験(11月から1月まで)を面接のみとし、応募があった時点での随時採用試験に切り替え、合否も数日のうちに発表することとした。

2.新任研修の実施と、新人の教育係として、プリセプター制度をつくり、日常の相談や指導を行っている。

採用時に、研修計画に基づいて「新任研修」を、一定期間後「新任研修フォローアップ研修」を実施している。また、新人教育のため、先輩職員を「プリセプター」として担当させ、日々の相談や介護技術の伝達など、身近な指導者としての役割を果たさせることにより、新人職員の雇用の定着と、先輩職員の意識の向上を目指している。

3.法人理念の作成と、運営の当事者としていつでも経営のトップに直接意見や提案をできる制度がある。

全ての職員が、法人の理念、経営方針、事業計画の作成について、運営の当事者として参加している。また、法人のトップに対して、「理事長への手紙」やメールでの意見や提案をできる体制を作り、「経営を語ろう」として、経営層と自由な意見交換を行う機会を作っている。

【取組の背景】

・ 4月採用の学卒者の応募者数が年々減少し、必要な人員を確保できない状況となってきたため、学校訪問や各種就職説明会への参加、求人誌への継続的な掲載を行うも、状況が改善しなかった。専門学校との意見交換を行った際に、「学科試験等を課すと学生は敬遠してしまう」「試験の時期が早く、発表までが長い」との助言をいただいた。

・ 数年前に、新規採用した職員が相次いで退職するということが法人内の施設で発生した。原因を調査した結果、組織人としての基本的な常識の欠如、技術の不足や身近な相談者がいないことによる、職場での適応障害が大きな要因であることが判明した。

・ 法人の規模が大きくなるにつれ、運営の当事者としての意識が希薄になり、セクショナリズムが横行し始めたため。

【取組の効果】

・ 応募者も増え、必要な人材の確保が可能となった。中途採用者も随時補充できるため、介護現場の負担が軽減され退職者も減少した。

・ 指導者である先輩職員の意識が向上し、新人の退職者も減少した。

・ 法人理念や事業計画から人事考課の目標を定めており、日々の業務と目標とがリンクしている。また、「経営を語ろう」は、現場に経営層が出向き、率直な意見交換ができる場であり、参加者の運営の当事者としての意識が向上した。