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特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)
民間会社
中国・四国
事例No.0538
取組の背景
- 介護労働安定センターとの関係、信頼関係
平成26年に助成金を活用し、若手介護職員を主たる対象とした介護技術の習得、スキルアップ研 修を実施した。介護労働安定センターから提案頂き、非常に良かった。 - ニーズを把握したタイムリーな提案
雇用管理コンサルタントと能力開発アドバイザー、介護労働サービスインストラクターの3名に訪問 してもらい施設長と面談した。今年度は、職員定着のためにリーダーの育成が極めて重要であり、計画的・段階的人材育成についてアドバイスを受けた。県内各地に点在している診療所、介護施設における将来の幹部候補を養成していくため、是非取り組みたいと思い、リーダーのスキルアップ研修に取り組むこととした。 - 外部講師による実践的・計画的研修の導入による全体の底上げ
社内的な研修に加え、外部講師による長期的かつ計画的な研修に取り組みたい。ノウハウの体得等を通じて、部下の育成や部下とのコミュニケーションスキルのレベルアップを図りたい。施設長自らも参加することを決意表明。
取組の内容
1.事前課題レポート提出の義務づけ
研修を始めるにあたり、事前にレポート提出を義務づけたい。そのレポートの内容について介護労働安定センターに相談した。レポートの内容についてインストラクターに検討してもらい、アドバイスを受けた。
2.計画的かつ効率的なカリキュラム策定
遠隔地も含め、県内各地の事業所からリーダーが集合するため、1回の時間を2時間ないし3時間とした。また、マンネリを打破するため4ケ月短期集中型とし、カリキュラムを策定した。
- 1回...「リーダーシップ力、リーダーに求められる3つのスキル等」
- 2回...「ヒューマンキルを高めるコミュニケーション術」「メンバーのモチベーションを高める」
- 3回...「職場の課題改善・問題解決力を身につける」
- 4回...「成功するチーム」
3.GD活用による一体感の醸成と情報の共有化によるスキルアップ
取組の効果(改善点)
- 毎回、研修目的を確認することにより、リーダーとしての自覚、やるべき姿を具体的にイメージすることができた。
- 講義を一方的に受けるだけの研修ではなく、毎回課題にチャレンジすることにより、実践型研修を目指した。真摯な取り組み姿勢から、リーダーとしての力が着実につき始めていることが窺える。
- それぞれのリーダーが研修で習得した技法を用いて、事業所での取り組みをしていた。スキルアップに繋がった。
- 自律的な組織を育てるためのリーダーの5つのあり方について、どの位身に付いたか、自己評価してもらった。リーダーシップに係る目標の再確認と明確化を図ることができた。
<5つのあり方>
(1)「チーム創造力」を育てる
(2)「説得力」を身につける
(3)「部下指導力」を高める
(4)「問題解決力」を鍛える
(5)「人間力」を磨く