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グループホーム 民間会社 中国・四国

事例No.0536

取組の背景

● 平成24年10月には住宅型有料老人ホーム・ヘルパーステーション開所にあたって就業規則の見直し等について、その後2年前からは社会保険の手続きについて、介護労働安定センター委嘱の社会保険労務士から継続的に相談支援を受けてきた。

● 今年度に入り、職員から基本給についての不満や、キャリアアップの仕組みがないため処遇改善加算「加算1」を受給できないことに対する不満が出ていた。キャリアアップの整備をしたいが、何をどのようにすればよいかわからないので、指導をしてもらいたい。

● 人材育成についての相談、職員に対してヘルスカウンセラーの集団型相談についても、支援を希望したい。

取組の内容

雇用管理コンサルタント相談を実施し、下記に取り組んだ。

● キャリアパスの作成

  • ①制度についての理解
  • ②職員の状況(職位・給与・資格取得状況)について、一覧表にまとめる。
  • ③それぞれの職位の仕事内容・責任等について、リーダークラスの職員との話し合い。
  • ④キャリアアップ基準書の作成
  • ⑤賃金制度の検討→賃金表の作成
  • ⑥キャリアアップ規定の作成
  • ⑦職員への説明
  • ⑧就業規則の改正、届出→施行

介護人材育成コンサルタント相談を実施し、下記に取り組んだ。

● 管理職教育の徹底。介護労働安定センターにおいて事業主の悩み相談をし、介護人材育成コンサルタントからのアドバイスを受けた。
「自分でできるストレスマネジメント」をテーマに、ヘルスカウンセラー集団型相談を活用を実施した。

取組の効果(改善点)

● 処遇改善加算「加算1」の受給要件であるキャリアアップ制度を導入し、加算2から加算1へ変更することができた。

● キャリアアップ基準書を作成、研修制度の導入等により、職場定着支援助成金の申請準備につながった。

● これまで外部講師を招いた研修をしたことが無かった。近頃、職員が人間関係でストレスを感じているとの相談から、実施した。受講した職員からは、「今までストレスについて深く考えたことがなかったが受講して周囲のストレスにも気づいてあげられるようになりたいと思った」「ストレスについて、楽しく学べ、日常の生活の中で、感謝することを大切にしたい」「他人の喜びを重視することの大切さなど色々思いを考える時間を頂きました」など他人を思いやる回答、前向きな回答が多数あった。

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