雇用管理サポートシステム

事例No.517

○主な事業:特養 ○法人形態:社会福祉法人・社協 ○地区:九州

取組の要約

 医療法人、社会福祉法人、その他のサービスを一丸とし、地域に根付いた「街」を設立した。地域貢献の役割を担い、事業を展開するため、施設で働く職員を「家族」と捉え、人として、介護職の専門家として育てる研修体系を構築し、人材育成や働き易い職場の環境づくりに取り組んでいる。

取組の内容と効果(改善点)

・職員募集にあたり、スライド資料を作成し、介護職員養成機関等で介護職を目指す方々へ事業所の紹介を行うことで、事業所のPRをし、応募者増に繋がった。

・新人職員の研修を計画的に実施している。初回は、施設長から法人の理念、地域において事業所が担う役割等について説明を行うことで、同じ目的を持ち業務に携わっている。

・毎週水曜日に内部研修を実施し、介護職に知識や技術の向上のため、外部から専門の講師をお願いしているが、最近では職員が自分たちで研修の内容を構築し、与えられた研修から自分たちで作り上げる研修に変わってきている。

・専門資格取得支援により、毎週試験準備のための勉強会を計画し、専門分野の職員が指導を行っている。職員同士で教え合う光景が見られるようになった。また、実務経験3年未満の職員の自主的な参加もある。

・ノーリフトを推奨し、福祉機器を導入することで、介護職特有の腰痛の防止となった。

・地域に開かれた施設への取組みで、慰問や催しの機会を増やし、利用者様と家族や地域の方々との交流を図ることで、利用者様の笑顔や元気のよい会話が増えた。