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特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設) 社会福祉法人・社協 九州

事例No.0400

取組内容

  1. 事業所内託児所
  2. 働き方の選択
  3. 特別有給休暇の策定(ばあちゃんの出番です7日・父ちゃんがんばれ、パパ修行中5日など)
  4. 社員食堂
  5. 定年制の延長

取組の背景

平成16年、ヘルパー職員の「孫の世話をするために仕事を辞めたい」との一言からすべての取り組みが始まった。

地域柄3世代同居の職員も多く、同様の悩みを持っている職員が他にもいることがわかった。また、出産を契機に退職する職員もいた。

思春期の子供を持つ母親は、娘とじっくり話をする暇もない苦悩などを抱えていた。女性の多い職場でもあり、仕事と家庭の両立を考えなければならない状況にあった。

取組の効果

  1. 託児所は育児休暇明けの1人の子供からスタートした。通常の保育所では日曜祝日は休みであるが、当保育園は365日営業、保育料も格安としたため利用が増えている。日曜祝日だけの利用も可能としたため現在では11人の利用がある。高齢者との交流を毎日行い、ご利用者から大変喜ばれている。
  2. 今を乗り越えればまた働ける女性職員が、いったん非常勤やパート職員となることで仕事と職場の両立を実現している。時給はこれまでの給与から算定しているので納得されている。
  3. ばあちゃんの出番です休暇は1年間でなんと6人の職員が利用した。職員はもちろんのこと、娘さんにも大変感謝されている。女性が長く働き続けるにはこのような休暇は必要であると痛感している。
  4. 500円のところを会社が200円負担し、職員は300円。お替わり自由。栄養管理の面からも喜ばれている。
  5. 定年は60歳であるが、本人が希望すれば65歳まで延長。その後は1年ごとの契約。現在では最高年齢72歳の職員を筆頭に60歳以上が13%を占めている。若い職員の目標になっている。  これらの取り組みを始めて3年目。これまで約20%だった退職率は5%になり、それもやむを得ない退職である。

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