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有料老人ホーム 民間会社 中国・四国

事例No.0252

取組内容

  1. 介護福祉科の高等学校の新卒者(ヘルパー2級修了者)を積極的に採用し、法人の職員(経験者、有資格者(看護師、介護福祉士))等によるマンツーマンの現場実習を中心にした教育を実施している。
  2. 雇用・能力開発機構のキャリア給付金を受給して、研修機関が実施する委託訓練の2級ヘルパー研修を受講させ、3年間の実務経験を取得の後、介護福祉士の国家試験に挑戦するよう啓蒙を図っている。

取組の背景

  1. 有資格者(看護師、介護福祉士)の採用に苦慮しており、応募者が少ない原因として、小規模の事業所であること、経営面において高い賃金が支給できないこと等の理由により、応募を敬遠される。
  2. 当事業所は、有料老人ホームに特定施設入居者生活介護事業が付加された事業所であるため、開設当初は要介護度が低い入居者が多かったが、2年経過後、要介護度も高くなり、重度化していることから、労働者の確保(増員)及びサービスの質の向上が急務となった。

取組の効果

  1. 高等学校の新卒の未経験者を採用することにより、当施設の経営理念に合った育成が可能となり、また、賃金も比較的低く抑えることが可能となり、経営の安定が図れた。
  2. 採用1年後には、独り立ちできるまでになり、若い力を発揮して年長者の先輩職員をフォローするまでに、成長した職員も見受けられた。
  3. 労働者数の増員が図られ、シフト管理(休日・当直等)の安定した就労が可能となった。

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