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事例No.0232
取組内容
等級ランク制度を作成して人事コース(キャリアパス)を明確にした。
- 上位等級からは、管理統括職(マネジメント職)と専門職に分けて複線型とした。
- 各等級基準、賃金テーブルを明確にした。諸手当は、役職手当と資格手当のみとし、基本給(等級ランク給)を中心に分かりやすい賃金体系とした。
- 等級別の人事評価表を作成した。評価内容は「情意評価」「能力評価」「成績評価(目標管理)」とし、上位等級ほど成績評価のウエイトを高くした。
- 成績評価には目標管理制度を導入して、各人が会社方針,部門方針とリンクした目標、能力・技術開発,人材育成,CS,生産性の向上に結び付く目標を設定することとした。
- 目標管理制度は、今後ますます必要とされる、上司と部下のコミュニケーションツールとしても活用を図る。
- 社員の高齢化に向けた、60歳以上の社員の働き方も組み入れた。 以上の内容を極力オープンにし、社員間の共通認識を図りながら進めている。
取組の背景
- 職員の定着率を上げて、当社独自のノウハウ(知識・技術)の蓄積と伝承を行っていく為、やりがいのある人事制度構築が必要であった。
- 個人の仕事に対する考え方の多様化から、それに対応できる制度が必要であった。
- この会社で働き、将来のキャリアデザインを各人が描ける人事制度が必要であった。
- 金銭面だけではなく、各人が目標意識を持って仕事に取り組み、各人の能力を十分に発揮でき、仕事を通じて各人が成長できる人事制度が必要であった。
- 結果として、各社員の成長と会社の発展が結び付く人事制度が必要であった。
取組の効果
- 新人事制度については開始後1年程度であるため、効果の判定には、もう少し時間が必要な状況。
- 制度書面化しオープンにしているので、意識付けとはなっているが、非正規社員にまで幅広く浸透するには、まだ時間が必要。
- 管理職がより一層制度を理解し、組織内で浸透を図ることが必要とされている。