雇用管理サポートシステム

事例No.001

○主な事業:特養 ○法人形態:社会福祉法人・社協 ○地区:関東

取組内容

1.経営戦略を十分に練り上げ、求人に関しては次のように行った。

・ハローワークと日曜日の新聞折込広告1回のみに決めて、賞与が支給される前の5月末~6月初めに実施した。

・給与ベースを、近隣の介護事業者の求人広告の給与ベースより1万円アップした。賞与、退職金有を明示した。

・社員募集を原則とし、パート・アルバイトは事情により相談とした。

・新規事業所であることを強調した。

2.職員には、利用者の趣味の世界での交流までは期待できないので、近隣の知人で、ボランティアとして利用者の相手をしてくれる方にお願いした。(初めは、三味線の弾き語り)

取組の背景

1.労働条件が悪いこともあり、介護業界の人手不足・人材難は特に有名であったため、新規の事業所ゆえに人材採用には特に危惧していた。そのため、画期的な方法として、給与ベースのアップと短期・集中的に求人広告を行う戦略をとった。

2.利用者には高学歴の方や多趣味の方が多いので、その対策を講じる必要があった。

取組の効果

1.期待以上に効果があった。

(1)ハローワークからの紹介応募15名、折込広告1回で58名の応募があり、合計73名の応募者で、面接の結果12名を採用した。

(2)11月末現在、退職者2名が出たが、10名(正社員6名、パート4名)が定着している。

2.(1)ボランティアによる三味線の弾き語りが好評で、利用者が生き生きとして、心待ちするように変わってきた。

(2)次は、俳句や歌唱、尺八、草花栽培などのボランティアを検討している。