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50人以上
社会福祉法人
北海道・東北
事例No.0454
取組の背景
- ①ネームバリューのある安定した組織であるという意識から、職員自身の成長意識が乏しいと感じている。
- ②人材育成のために人事制度を整備し、非正規職員の退職金制度の導入を検討したいが、内容・金額等他事業者の事例を知りたい。なお、正職員は「福祉医療機構退職共済」に加入済みである。
- ③無期雇用転換ルールについて知りたい。
- ④職員の家族がインフルエンザに罹患した際の対応について、統一的な対応をどのように行ったらよいか知りたい。
取組の内容
介護労働安定センターの雇用管理コンサルタントから具体的な方策及び実施スケジュールについて支援を受け、改善に向けて取り組んだ。
①働きやすい職場づくりと雇用環境改善への取組
- 非正規職員について「中小企業退職金共済」に加入
- 就業規則の改正について行政機関への届出、職員への周知
- 人事・賃金制度改正に向けた準備(次年度からの導入を目指す)
②教育訓練計画(人材育成)の標準化
- マンネリ化を避けるため研修内容の見直し
- 内部研修の充実
③職員を対象としたキャリア・人事労務管理等に関する研修の実施
非正規職員が無期契約になった場合を考慮し、非正規職員を含めたキャリア・人事労務管理等に関する研修を実施した。
④インフルエンザに罹患した場合の対応マニュアルの作成
(1)基本方針、(2)管理体制、(3)事前対策、(4)健康管理台帳、(5)警戒時対策、(6)感染者が出た場合の対策、(7)感染者の出勤禁止措置の原則、(8)賃金の取り扱いについて検討を始めた。
⑤介護事業所向けのキャリアパス型人事制度構築について、法人全体で取り組むこととした。
取組の効果(改善点)
- 今回、支援を受けた取り組みについては、理事会の承認後、実施される予定である。
- 改善事項の実行性を担保するため、組織幹部の事務局長、施設長も相談に加わり、組織として情報共有を図ることができた。
- 非正規職員の退職金制度導入については、職員全体会議等で周知し、理解を得ることができた。
- 職員研修については、「いきいき働き続けるために」というテーマで実施した。職員自身の意識を変え、自身のキャリアやスキルを上げていくことが事業所の安定に繋がり、自身の雇用も守ることにもなるという内容である。職員のモチベーション・やる気の向上に繋がった。