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20人未満 有限会社 北陸甲信越・東海

事例No.0425

取組の要約

ヘルパーの仕事と子育ての両立を支援する仕組みを作り、働き易い環境整備を図った。

①事業所独自の「子育て支援助成金」を創設した。

②キャリアアップ制度(3段階のキャリア)を活用したこと。

③福利厚生制度(各種手当)を充実したこと。

④メンタルヘルスへのフォローをしてきたこと。

⑤一貫して仕事に対する理念や会社方針を伝え続けてきたこと。

取組の内容と効果(改善点)

①勤務時間に小学生以下の子どもを有料保育所や学童保育などに入れて勤務した場合、かかった費用の4分の1を助成金として支払う。たとえ少額でも、特にヘルパーには歓迎されている。

②登録ヘルパー、契約社員、社員としてまずは3段階のキャリアを作り、そのヘルパーの中でも社会保険加入者と、そうでない人に分類し選べる体制にした。また、保険部・総務課なども同様に、当該部署に合ったキャリアを構築した。
 現在の社員の半数以上はキャリアアップでの昇進で構成されている。
昨年度は、新たに「ゴールドヘルパーさん制度」を新設、60歳以上のヘルパーに事務負担や会社への出社を制限できて、より負担の軽い業務で働き続けられるよう継続奨励制度も取り入れた。

③A.登録ヘルパーも契約社員も、パート勤務ではあるが、全社員の退職金制度を設けた。
 B.子育てや各役職手当に加えて、その他手当の充実を図った。
休日勤務手当・携帯当番手当・永年勤務手当・資格手当・健康診断手当・研修手当・等
 C.全従業員の健康診断日を特別休日として有給扱いとした。
 細かなところに平等意識に基づく配慮がなされているとの評価を受けた。

④A.以前から、社員は毎月、その他は年2回以上、社長との個別面談を行い、公私ともの問題に対応してきた。
 B.さらに個人的な悩みなどは、随時専門のカウンセラーに依頼している
 C.腰痛対応や健康管理のため、ほぼ毎月カイロプラクターに来ていただき施術場所を提供している。
個人的な事で何かあれば、それを何処かでフォローしてくれるとの評価あり。

⑤会議の都度、ことあるごとに明文化し、会議の時には唱和している。
問題が発生した時の解決の糸口とするほか、事故や事件の場合に、人格を否定しないための重要なものとなっている。
 社外に向けた広報紙を新聞折り込み15,000部発行した。また、利用者広報紙を毎月発行。その他情報発信を行い、会社の理念・考え方等を伝えている。
 どのヘルパーや社員からも、理念が言葉として出されていて、利用者へのサービスの根底をなしてきている。
また広報誌は読んで下さる方がかなり多く、良くお声をかけてくださるので、感謝している。

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