事例№370
○訪問介護の職員数(規模):20人未満 ○法人形態:社会福祉法人 ○地区:関東
取組の内容
①衛生管理者の設置について助言。選任方法、仕事及び衛生委員会の役割等を説明。
②訪問介護に係る移動時間の管理及び賃金等について、具体的な事例を参考に事業所の実情にあった管理方法を提案。
具体的には、訪問介護における移動手段は徒歩,車,公共交通機関と様々のうえ、利用者の事情等によりスケジュールの変更もある。また、多くの訪問介護員を雇用しているため、限られた人員で適正に管理するには効率的な管理が求められる。そこで、同じような地域事情及び規模で管理している事業所の好事例を参考に移動時間及び賃金を一覧表にまとめるなどの提案を行った
③就業時間以外に会議を行う場合の労務及び賃金管理において注意すべき点及び工夫すべき点を助言した。
具体的には、会議への出席は義務なのか任意なのかで取扱いが変わること、賃金規定の内規を作成すること及び会議の内容並びに進行方法について工夫することなどを助言。
④年次有給休暇等について、労働基準法等の内容を説明し事業所の実情に合った対応(時間単位の付与)を助言。
⑤キャリアコンサルティングの説明と併せて、リーダーシップの取り方や傾聴の手法を職員に紹介
取組の背景
①衛生管理者を選任していないが、その選任方法,仕事及び衛生委員会等の役割について理解し適正に実施したい。
②訪問介護に係る移動時間の管理及び賃金の積算方法について理解し適切に実施したい。
③就業時間外に会議を行った場合の手当等の取扱いについて理解し適切に実施したい。
④年次有給休暇の発生日数及び時間単位の付与について理解し適正に実施したい。
⑤職員のモチベーションを上げ質を高めていくためのキャリア開発を実施したい。
取組の結果(効果)
①第2種衛生管理者の資格を持っている職員を直ちに衛生管理者に選任し、衛生委員会を開催した。
②訪問介護に係る移動時間等の一覧表を作成し適切な職員管理ができるようになった。
③会議ついて全般的な見直しに着手した。特に、役割分担や目的の明確化及び進行方法の工夫により、限られた時間で効果・効率的な会議が行えるようになった。また、会議時間の長短に応じた会議手当を創設したことにより、職員間の不公平・不平等感の解消に効果があった。
④年次有給休暇制度の見直し,キャリアコンサルティング導入などを行い、雇用管理改善に取組んでいく重要性を認識した。
事業所から高く評価された点
管理者(所長代理)より、以下の評価を頂いた。
「就業規則の見直しや日々の労務管理については、非常に難しく、困っていたのでセンターの支援は大変有難い。引続きの支援をお願いしたい。」
- ●この事例が当てはまる分野●
- 人事制度―就業規則の整備
- 労働時間管理―有給休暇
- 能力開発―能力開発の考え方・体系
- 賃金管理―非サービス時間の賃金・手当